フランス

先週は5泊の日程でフランスに行っていました。
何をしてきたかというと
フランス商工会議所の伝統工芸交流といった内容です。

伝統工芸展の出品も終わっていたし
ちょうど良いタイミングで、気候も申し分ありません。
フライトが14時間で時差は−7時間だから、わりときつめで、二日間はふらふらします。

現在埼玉に帰ってきて、二日寝て日常を取り戻す事ができました。

さて日程ががっちり詰まった5日間だったので
観光要素ゼロでした。
フランスに行ったのだからルーブル美術館とか見る必要もあっただろうに
最終日の自由行動日にも人に会う予定と行く場所を詰め込みました。

けっきょく、
ルーブルも凱旋門もエッフェル塔すら
見なかった。
(エッフェル塔はタクシーからチラ見しました。)

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さて、内容が濃すぎたので今回それぞれの内容について書こうとはおもいませんが、
パリに行ってみて思った事がいくつかあります。


まず、パリはデザインのためなら、簡単に実用性を捨てます。
簡単に言うとおしゃれなのです。そこらへんにあるベンチとか
おしゃれです。
だけど、すごく使いにくい物が多い。
僕たちが泊まったのはママシェルターというデザイナーが携わったホテル
詳しくはまとめ記事があったのでこちら
こちらのホテルおしゃれなんだけど、日本のホテルよりかなり使いにくい。
例えば、シャワーを浴びるとき、すごくおしゃれなシャワーヘッドなんだけど、
金属製だから熱いんですよ。
これ、日本だとクレームになるレベル。
あとは、暗い。たくさん照明はあるけど、それぞれ暗くてメインのルームライトが無いからすごく暗い。


次に石文化です
日本が木の文化なら、ヨーロッパは石の文化です。
パリの街に到着してからはやっぱり感動的に美しい街並が広がります。
統一感があるからすごく美しいんです。

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でも、観光要素ゼロの旅だから
外見しか見ていません。ただ、一か所だけふらりと立ち寄った
教会があります。
ほんとうに恥ずかしながら、なんという教会に入ったのかもわかりません。
ただ、メインの観光地ではない事は確かで、観光客は1人もいませんでした。

で、
入ってみて驚きました。
想像していた規模を遥かに越える美的空間が広がっていて
しばらく立ち尽くしてしまいました。
「これはすごい」
これまで、日本の宗教美術はすごいと思っていたんです。
当然すごいのですが、西洋の宗教美術もすごかった。
想像を遥かに超えるスケールで一瞬にして僕が想像していた美術史の根底がぐらりと揺れました。
たまたま入った教会でこんなことが起こるとは、今後どうなってしまうのだろう。

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とにかく、フランスという国は地元にこれだけの宗教美術をもっていて
デザインの発信地だからプライドも高くなるわなーと思うのです。
これは誰がなんと言おうと自国に誇りが持てます。


出発前
フランス人はプライドが高くて、英語で話しかけても返してくれないと聞いていましたが
今回の旅では、とくに不快感を感じる出来事はありませんでした。
商工会議所のスタッフががんばってくれたから会話する場面が無かったというのもあるけど、
出国から帰国までトラブルはありませんでした。

総じていい旅でした。
そして、また行きたいと思いました。
その時はルーブルにいくぞーー!

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