Amazonで買える松田権六関係の本を紹介してきました。
本日が三日目です。
果たして今日で終わるのでしょうか。
今日は作り手さんに是非おすすめしたい一冊からはじめます。

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「図案日誌」
松田先生は長年手帳に図案を描き溜めていました。
「私は天才じゃありませんので、凡人は良き訓練によって成果を得られるのです」
NHKの取材でこう話していた通り、毎日図案を描いていたんです。
自分で天才ではないと言っていますが、誰が見ても天才ですよね。
努力する天才の手帳を覗き見してやろうじゃないか、と思う人はぜひこの「図案日誌」を見てください。

この本はかなりの豪華本ですが、内容は本当に手帳の写しです。
作品はほとんど収録されていないので、図版が見たい人にはオススメしません。
しかし、作り手には大きな教訓をくれる一冊と言えます。

毎日コツコツとアイデアを練ることの大切さがこの一冊に詰まっています。
また、手帳の「〇〇月〇〇日にどこに行った」とか
教訓になるような良い文書が散見されます。

図案とともに、松田権六の脳内と日常が垣間見られる貴重な一冊です。

さてこの図録は２バージョンあります
どちらも二重箱の豪華版なのですが、一応普及版と豪華版に分かれているようです。
まずは豪華版

かなりしっかり作られていて、コレクションアイテムとしてもかなり良いです。
ただ、実用的に毎日見るのは疲れるしようと言えます。
作り手にはこっちの方がいいかも。
普及版がこちら

サイズ、内容は変わりません。
違うのは外装だけです。普及版も充分すぎるほどしっかりしています。

価格ですが、15000円から30000円といったところだと思います。

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続いては
変わり種のDVD

これもAmazonから購入できます。
内容はうっすらとしか覚えていませんが、作品の動画がメインだったと思います。
なぜ覚えていないかというと、あまり好きじゃないからです。
実は松田権六の文化庁作業記録映画があってそれには
槙蒔絵二段卓の工程が詳細に記録されています。
このDVDがそれだと思ったら違いました。

なのでオススメしません。
作品を色々な角度で見られるかもしれませんが
それなら美術館で実物を見た方がいいのではないかと思ってしまいます。
東京国立近代美術館の工芸館には松田権六の作品が多数所蔵されており
二階の最後の部屋に巨匠コーナーがあって松田権六作品が展示されていることも多いのでそちらがオススメです。

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どうやら明日も引き続きこのシリーズのご紹介になると思います。
明日は展覧会図録系のご紹介です。

それではまた明日！