「私は天才ではありませんから、良き訓練によって結果が得られるのです。」
あるインタビューで松田先生おっしゃっていた言葉です。

松田権六という人は本当に努力家だし
知識と技術の幅が広いです
それは残っている作品からもうかがえるのはもちろん
手帳に毎日つけられていた図案からも知る事ができます。

平成の世になって松田権六という人とその仕事を少し引いてみる事ができるし
再考する必要があるとは思いますが、
漆に対する愛情と、努力する姿勢は１００％尊敬します。

漆の事ばかり考えて
漆の発展ばかり考えていた松田先生は
図案日誌により漆愛と努力のすばらしさを僕たちの世代にも伝えてくれます。

少し高価な本ですが、学生時代に手に入れてほしい一冊です。

この本はAmazonに出品されておりません。
古書店情報をネットで調べるしか入手方法がありません。
ただし、豪華版、普及版と２種類ありある程度で回っているので★３です。