伝統花伝
今年の9月
企画展ニコライバーグマン×伝統工芸「伝統花伝」
に参加させていただきました。
ニコライバーグマンさんはデンマーク出身のフラワーアーティストで
日本を中心に活躍しています。
フラワーボックスという箱に花を敷き詰めた作風が有名です。
この企画展は東京八重洲のシャングリラホテルで開催されました。
実は、話をいただいたとき
ニコライバーグマンさんもシャングリラホテルも知らなかったのです。
伝統工芸の作家のお名前を聞いた時にあまりにも光栄だったので
参加させていただきました。
花器を作った事が無かったのですが
箱をフラワーボックスとして展示してもらえるなら面白そうだと思いました。
しかし、手持ちの作品が少なかったので新作花器を作ろうと決心しました。
期間は約1ヶ月半。
通常では不可能な製作期間でしたが
ボディーを金属にした金胎漆器なら間に合わせる事ができるだろうと思い
挑戦しました。
それで作ったのがこの2点
吊花器です。
それで、完成したのが会期の数日前になってしまい
向こうにも迷惑をかけてしまいました。
花の展覧会なので会期が短いながらも
展示替えがあり、貸し出した作品のうち
3点が飾られる事になりました。
二重の文箱だったのでフラワーボックスになるだろうなーと思っていたら
見た事も無いような実がぎっしりと詰まって展示されました。
こちらは宝石箱がフラワーボックスになりました。
こちらが新作の吊花器。が、吊られていない。
どうやら月のイメージから脱する表現を試みて、苦戦されたそうです。
いろいろ期日が詰まって大変な展覧会でしたが
たくさんの出会いもあり、いつもでは作らないようなものを作るきっかけにもなった思い出深い展覧会となりました。
シャングリラホテルにも入れて良かったです。
今度は泊まってみたいものです。
展覧会が紹介されたページ
http://www.fashion-press.net/news/18397
http://www.nicolaibergmann.com/en/dentou-kaden
「伝統花伝」動画
少し僕も出てます